2026年3月7日(土)に立教大学池袋キャンパスにて開催いたします第27回 国際ボランティア学会学術大会の演題受付を開始いたしました。
演題受付期間は、2025年12月1日(月)~2026年1月26日(月)です。
国際ボランティア学会 大会案内ページの演題受付フォーマットより、お申し込みください。
https://www.isvs.jp/conferences
2026年度から2028年度における国際ボランティア学会の役員(理事)選挙を実施いたします。
詳細に関しましては、公示をご参照ください。国際ボランティア学会の役員(理事)は会員の皆様からの立候補を受け付け、候補者に対して郵送による投票で選挙を行います。
今回の選挙にあたっての選挙管理委員は、下記の3 名の方にお願いしました。
小川寿美子会員(本学会事務局長)
柳澤沙也子会員(NPO法人Rehab-Care for ASIA)
佐藤康介会員(名桜大学)
理事立候補の受付を 2025年 12月 15 日(月)~2026年1月15日(木)といたします。
立候補届に必要事項をご記入の上、選挙管理委員会宛に、メールでご連絡してください。
連絡先:国際ボランティア学会選挙管理委員会 vote@isvs.jp
会員の皆さま方のご協力のほど、何とぞよろしくお願いします。
国際ボランティア学会 会長
中村安秀
理事選挙の公示
国際ボランティア学会役員選挙規定に基づく第10期(2026年度~2028年度)理事選出選挙について、定款第6条により、理事選挙を下記の要領にて行うことを公示いたします。立候補される会員は下記、内容を確認し、国際ボランティア学会員メーリングリストから所定の書式をダウンロードし、国際ボランティア学会選挙管理委員会までEメールにて届け出て下さい。
記
1. 役員定数:細則第3条に準ずる
2. 役員の任期:2026年4月1日より2029年3月31日
3. 選挙の公示:2025年11月18日(火) 国際ボランティア学会ホームページ掲載及び、会員へのEメールによる連絡
4. 立候補届の受付期間:2025年12月15日(月)~2026年1月15日(木)
5. 立候補届の提出:選挙管理委員会へEメールにて提出する
6. 無投票による当選:理事選挙に関する細則第3条により会員数に応じて決定される。
7. 選挙:候補者数が定数を上回った場合は、理事選挙に関する細則第4条により、不完全制限連記・無記名の投票を行う。投票は所定の用紙を用い、全国一斉に郵送によって行う。当選は得票数の順位により上位のものからとする。
8. 信任投票:候補者数が定数以下の場合は、信任投票を行い、有効投票の過半数の信任を得た者を当選とする。
9. 投票期間:2026年2月1日(日)~2026年2月24 日(火)(学会事務局必着)
10. 開票日:2026年2月28日(土) (国際ボランティア学会選挙管理委員会)
11. 選挙結果の公示:2026年3月7日(土)総会での新理事と新監事を承認後、国際ボランティア学会ホームページ掲載(当選者の通知を兼ねる)。
選挙に関する注意事項
1.立候補届けは所定の届出用紙をホームページからダウンロードして使用して下さい。
2.立候補者は、所属、住所等の変更があった場合、必ず選挙管理委員会まで届出て下さい。
3.投票についての詳細は、投票時にご案内いたします。
4.選挙管理委員会への問合わせはEメールで送って下さい。 以 上
立候補届け出用紙送付先(問い合わせ先)
国際ボランティア学会 選挙管理委員会 vote@isvs.jp
2025年度の隅谷三喜男賞および村井吉敬賞の応募を受け付けます。
応募様式などは自由です。候補についての情報提供、自薦・他薦の応募をお願いできれば幸いです。
なお、応募期間は2025年12月1日(月)〜 2026 年 1 月 31 日(土)です。
1.賞の概要
【隅谷三喜男賞】
隅谷三喜男賞は、本学会の創設者で、ボランティアの学術的研究の重要性を唱えられていた隅谷三喜男先生の意思を受け継ぎ、学術的に優れた成果を挙げた学会員の研究活動に授与されます。授賞者の学術成果は年次大会で表彰したうえで、学会員と共有する場が設けられます。
【村井吉敬賞】
村井吉敬賞は、学術研究のみならず多くの実践活動に取り組み、フィールドを大切にしてこられた村井吉敬先生の意思を受け継ぎ、日本に活動拠点を置き、世界の「小さな民」とつながる実践活動を行っている個人または団体に授与されます。
2.対象者
対象者は隅谷三喜男賞、村井吉敬賞併せて毎年度原則、2 名(個人あるいは団体)です。
3.選考対象
選考対象は以下の通りです。
(1) 隅谷三喜男賞:著作・論文(学会誌掲載論文、およびボランティア学に 関する著書・論文)賞の対象となる著作・論文等を、自薦あるいは他薦により、本学会賞選考委員会あてに、本賞に応募する旨を明記して、申し出た者。
(2) 村井吉敬賞:実践賞の対象となる活動記録を、自薦あるいは他薦により、本学会賞選考委員会あてに、本賞に応募する旨を明記して、申し出た者。
4.選考プロセス
賞選考は、本学会理事の互選による選考委員が審査し、理事会の決議を経て、大会および総会において発表されます。
連絡先
[国際ボランティア学会事務局]
〒905-8585 沖縄県名護市為又1220番地1
公立大学法人 名桜大学 526研究室 気付
EMAIL: contact@isvs.jp
※テレワークにより運営しておりますので、できる限りメールでのご連絡をお願いいたします。
次回の学術大会は2026年3月7日(土)、立教大学にて開催いたします。
①テーマ
揺れる「難民支援」-共生社会の行方を考える
②日時
2026年3月7日(土)(理事会・プレイベント:2026年3月6日(金))
③場所
立教大学池袋キャンパス
④アクセス
https://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/
⑤演題受付期間
2025年12月1日(月)~2026年1月26日(月)
⑥演題受付フォーマット
⑦大会申し込み期間
2026年1月末~2026年3月1日(日)(懇親会は2026年2月20日(金)まで)
⑧大会事務局email
⑨大会参加費
中高大学生・大学院生 無料(中高生、大学生の発表も歓迎します!)
事前:一般3,000円、非会員4,000円、法人5,000円
当日 一般4,000円、非会員5,000円、法人6,000円
今年で34回目になる日本最大の国際協力イベントの一つ「グローバルフェスタJAPAN」が今年も9月27日(土)、28日(日)の両日、新宿住友ビルで開催されます。
国際ボランティア学会は昨年に続き2度目の参加となります。
昨年と同様、国際ボランティア学会の活動や学術大会、共話シリーズでの議論を紹介します。
国際協力・ボランティアに関心のある方が集まる機会でもあります。
ぜひブースにお立ち寄りください。
開催概要は以下の通りです。
■名称
グローバルフェスタJAPAN2025
■日時
9月27日(土) 10:00~17:00
9月28日(日) 10:00~17:30
■場所
【屋内会場】新宿住友ビル三角広場(本学会はこちらの会場です)
【屋外会場】新宿中央公園 ファンモアタイムひろば
■入場料
無料
■大会テーマ
世界を変える、あなたの一歩~プラス1の国際協力~
WEBサイト https://gfjapan2025.jp/
「ボランティア方丈記」の締切りを、2025年9月30日(火)まで延長いたします。
ことしの9月1日の「防災の日」で各地で避難訓練が行われましたが、能登半島地震の復旧もまだまだ道半ば。当初は阪神・淡路大震災に限定していましたが、延長の応募では、阪神・淡路大震災だけにとどまらず、ひろく自然災害に関連する率直な声をお寄せください。
国際ボランティア学会の会員の皆さん方からの原稿を心待ちにしています。
国際ボランティア学会 理事長 中村安秀
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国際ボランティア学会の会員(正会員、学生会員、法人会員)ならだれでも応募できます(共著の場合、筆頭著者は学会員に限ります)。阪神・淡路大震災だけにとどまらず、ひろく自然災害に関連することなら、内容は自由で、言語は、日本語あるいは英語とします。文字数は、400-1,600字以内(日本語)、200-800 words (English)。原稿の投稿〆切は、2025年9月30日です。原稿は、委員会で査読を行い、採否を決定の上、表現などの修正をお願いすることがあります。なお、採用された作品は、「ボランティア学研究」26号に掲載予定です。
投稿先:contact@isvs.jp
件名に「ボランティア方丈記」と記載ください。
【趣旨】(「ボランティア方丈記」へのお誘い)
「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にはあらず」
鴨長明の「方丈記」が完成したのは、13世紀のはじめ。当時の京都は、地震、大火、飢饉など自然災害と人災が度重なっていました。方丈記は、それらの天変地異のなかで暮らす人々の惨状と心情を現代に伝えてくれています。
1995年の阪神・淡路大震災は「ボランティア元年」といわれ、市民社会のあり方に非常に大きな影響を与えた自然災害でした。その後30年間の間に、日本においてさまざまな形の自然災害と人災が重なる複合的な災害に見舞われてきました。海外に行くと、多くの災害関係者はKOBEのことを忘れておらず、どのように復興したのかという経緯や課題に関心を寄せています。しかし、私たちの社会は、あの悲惨な経験の中から生まれた貴重な教訓を活かしきれているのでしょうか?
阪神・淡路大震災以後の30年をボランティアという視点で振り返ることにより、未来の日本社会のあり方を投影する羅針盤のひとつになるのではないかと考えました。国際ボランティア学会の会員の皆さん方から自由な寄稿を募集します。できれば、思い出話や体験談だけでなく、そこから派生する未来への示唆をいただけるとうれしいです。投稿いただいた寄稿文をホームページ上で繋いでいくことにより、新しい発想やイノベイティブな変化が起こるのではないかと期待しています。
隅谷三喜男賞は石川航会員(立教大学異文化コミュニケーション研究科博士後期課程)に、村井吉敬賞は富田育磨会員(Agroforestry Center Northern Thailand 代表)に授与することが決定しました。
国際ボランティア学会の会員(正会員、学生会員、法人会員)ならだれでも応募できます(共著の場合、筆頭著者は学会員に限ります)。阪神・淡路大震災に関することなら、内容は自由で、言語は、日本語あるいは英語とします。文字数は、400ー1,600字以内(日本語)、200-800 words (English)。原稿の投稿〆切は、2025年8月31日です。原稿は、委員会で査読を行い、採否を決定の上、表現などの修正をお願いすることがあります。なお、採用された作品は、「ボランティア学研究」26号に掲載予定です。
投稿先:contact@isvs.jp
件名に「ボランティア方丈記」と記載ください。
【趣旨】(「ボランティア方丈記」へのお誘い)
「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にはあらず」
鴨長明の「方丈記」が完成したのは、13世紀のはじめ。当時の京都は、地震、大火、飢饉など自然災害と人災が度重なっていました。方丈記は、それらの天変地異のなかで暮らす人々の惨状と心情を現代に伝えてくれています。
1995年の阪神・淡路大震災は「ボランティア元年」といわれ、市民社会のあり方に非常に大きな影響を与えた自然災害でした。その後30年間の間に、日本においてさまざまな形の自然災害と人災が重なる複合的な災害に見舞われてきました。海外に行くと、多くの災害関係者はKOBEのことを忘れておらず、どのように復興したのかという経緯や課題に関心を寄せています。しかし、私たちの社会は、あの悲惨な経験の中から生まれた貴重な教訓を活かしきれているのでしょうか?
阪神・淡路大震災以後の30年をボランティアという視点で振り返ることにより、未来の日本社会のあり方を投影する羅針盤のひとつになるのではないかと考えました。国際ボランティア学会の会員の皆さん方から自由な寄稿を募集します。できれば、思い出話や体験談だけでなく、そこから派生する未来への示唆をいただけるとうれしいです。投稿いただいた寄稿文をホームページ上で繋いでいくことにより、新しい発想やイノベイティブな変化が起こるのではないかと期待しています。
阪神淡路大震災30周年
「ボランティア元年から30年。私たちは本当に前進したのだろうか?」
2025年1月17日
中村安秀(国際ボランティア学会)
阪神淡路大震災が起きたとき、勤務していた東京の大学病院の震災支援チームリーダーを務めた。一方、それとは別に、小児科医、産婦人科医、臨床心理士、医学生などから構成されるCHAGEという支援グループを作り、東京から神戸市長田区の避難所になった小学校に通い続けた。
1995年3月、やっと動き始めた神戸市営バスのなかで、高齢の女性に声をかけられた。
「いまどきの若い者と言ってきたけれど、ボランティアの若い人を見直したわ。」
日本各地から数十万人のボランティアが駆け付けた。それだけのボランティアを受入れるシステムはなかった。何をすればいいのかわからず、右往左往しているボランティアも少なくなかった。それでも、温かく声をかけてくれる地元の被災者がいた。
国際ボランティア学会は、震災3年後の1998年に発足した。その趣意書には、「阪神・淡路大震災以降日本の社会にボランティアに対する理解と関心が広がってきている。・・・(中略)・・いま日本の政府、NGO(非政府組織)、NPO(非営利組織)も含めて地球規模の諸問題解決のために世界的なネットワークで取り組みが始められている。」と書かれていた。
その後、日本海沖ナホトカ号重油流出事故(1997年)、新潟県中越地震(2004年)、東日本大震災(2011年)、熊本地震(2016年)。大きな災害が起きるたびに、全国からボランティアが駆け付け、被災した自治体やコミュニティが受入れることにより、被災者とボランティアとの間でさまざまな交流が見られた。悲惨な災害がなければ出会うはずのなかった、よそ者と地元の方々が紡ぐ協働の物語が全国各地の被災地で生まれていた。
2024年1月1日に起きた能登半島地震では、様相が大きく異なった。個人のボランティアは受け付けていないという県知事の発言の影響もあり、自由な発想と多様性に富んだボランティア活動は大きく制限された。
阪神淡路大震災から30年。災害時には全国各地から多くのボランティアが被災地に駆けつけるという風景は一変した。「ボランティアに行くと迷惑がかかる」、「被災地ではボランティアを望んでいない」といった風説は、ボランティアを志す人たちの気持ちを凍らせた。一度、途切れた思いをなかなか元に戻すことが難しいまま1年が過ぎた。
災害後の復旧(Rehabilitation, Reconstruction)や復興(Development)には、経済的、社会的、心理的に大きな痛手を受けた人々や社会の恢復力(レジリエンス)が必要である。経済的・社会的な復興には国や行政の強力な支援が必要不可欠である。一方、心理的な復興には、人と人のネットワークが支える信頼と安心の結びつきが欠かせない。まさに、ボランティアの出番である。
阪神淡路大震災から30年目の節目の日に、かつて東京から駆け付けたひとりのボランティア経験者として、国や県が管理する形ではなく、個人の自由意志を尊重し、同時に被災した地元の地域社会と共生できるような形の災害ボランティアシステムの再構築を切望する。
以上